実はピアノが弾けない保育士、幼稚園教諭もたくさん現場にはいます。極論弾ける人が弾けば構いません。他にも体を大きく動かして踊ったり、朗らかな声で歌ったり…園児を笑顔にさせて、一緒に楽しむ方法はいくらでもあります。
とは言え、やはり採用試験でピアノを弾くところも多いのでかんたんな童謡くらいは弾けると良いかも知れません。ただ、ピアノが弾けないからといって保育士に向いてないかと言えばそれは大間違いなのです。

噛み癖がひどい、すぐ他の子を叩いてしまう。気持ちの伝え方をまだまだ学んでいる最中の子どもだからこそ、少し攻撃的な方法をとってしまう子はやはりどこの園にもいます。
保育士にお話を聞くと、そういった子は親と過ごす時間が少し少なかったり、寂しい気持ちを抱えていたりする子どもが多いそうです。治そうと思っても親の愛情や支える力がどうしても必要になりますし、先生という立場で踏み込めない部分もあり、歯がゆい気持ちになることもあるでしょう。
ただ、そういった子どもと一緒にいる保育士・幼稚園教諭はたくさんいます。自分なりの対処法を持っている先輩もたくさんいます。保育の方法は一つではありませんので、ぜひ積極的に他の園の保育士や幼稚園教諭とお話してみてください。学ぶ部分や支えられるところが多く見つかると思いますよ。不安に思うことは他の人と共有するのが一番です。

退職を考える方、現場に復帰しない方に理由を聞くとダントツで給料の低さが挙げられます。確かに仕事の大変さに比べると依然給料が少ないままなのが現実です。ですが、最近は国を挙げて保育士の処遇を改善しよう、と言う動きが起こっています。
保育士に限った話ですが、まずは国全体で経験などに応じた、３％ほどの給料UPを目指しています。他にも東京都が月給を３万円引き上げるように予算を確保しているなど…今後地方自治体にもそう言った流れが起こってくるかと思います。どこまで上がるかはわかりませんが、もう少し様子を見てみてはいかがでしょうか。

皆様は平成２７年４月から始まる「保育士確保プラン」をご存知ですか？この施策の中には「保育士の処遇の改善」が含まれています。管理者を対象とした研修や、好事例集やマニュアルの提供など、雇用周りを改善することによって離職率を下げていこう、と言う試みです。これにより評価体制がきっちりし、過度な残業などの体を壊しかねない労働は少しずつなりを潜めていくよう期待できます。
また、そもそも今の施設の雰囲気が合わないと言うのであれば、思い切って別の園に転職するのも手でしょう。施設の雰囲気は園長先生の教育方針によって本当に様々です。働く親のサポートがしたいと子どもを遅くまで預かるところもあれば、子どもは親との時間が大切だと思い余り遅くまで預からない施設もあります。自分が求める保育にぴったりの園があれば、きっと働くのも楽しくなりますよ。
それともう一つ、派遣や契約社員、パートで働くという手もあります。正社員ではないため、安定して働くことはできませんが、時間帯や給与面での都合などは比較的つきやすいでしょう。こちらも一つのカードとして選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

新卒の方が抱く悩みナンバー１はやっぱりこれでしょうか。実際働き始めて初めて保育の大変さに触れる人は多いらしく、学生時代の期待と現実のギャップに辞めてしまう方も少なくないと、新卒の立場からも、園長先生の立場からもよく聞きます。
これに対しても「保育士確保プラン」の試作の一つとして、新人保育士を対象とした保育と保護者対応の研修を行うよう今準備しています。どうしたって慣れるまで時間がかかってしまいますが、それは保育士・幼稚園教諭に関わらずどのお仕事だって一緒です。
お仕事に対して余裕が出てくると気付ける楽しさもいっぱいありますよ。周りからのサポートも充実していくかと思いますので、ぜひもう一息頑張ってみてください。

いかがでしたでしょうか。幼稚園教諭につきましては今はまだ具体的な施策は出ていませんが、『子どもを預かる現場』にスポットライトが当たっている今、改善の兆しが見えてくるかもしれません。
働く上ではどうしたって不安がつきものですが、うまく付き合えば楽しいこともたくさんあります。サポート体制も充実していきますので、一つずつ解消していけるといいですね。

千葉県柏市の駅近くの求人｜ 千葉県野田市の交通費支給の求人｜ 千葉県野田市の一般派遣の求人｜ 千葉県野田市の未経験OKの求人｜ 千葉県千葉市稲毛区の保育園の求人｜ 千葉県船橋市の保育園(認可)の求人｜ 千葉県千葉市中央区の長期の求人｜ 千葉県野田市の新卒の求人｜ 千葉県千葉市稲毛区の保育園(認可)の求人｜ 千葉県松戸市の社会保険完備の求人｜